
【ボカロP視点レビュー】RME Fireface UCXは制作もリスニングも底上げしてくれる一台

ボカロPの制作は、調声・ミックス・配信までPCとオーディオ機器の往復です。
その“入口と出口”を任せられる相棒が RME Fireface UCX。安定・高音質・入出力の豊富さで、作業もリスニングもワンランク上にしてくれます。
■ フロント:必要十分をコンパクトに

- MIC/LINE×2(48V対応)…仮歌・コーラス録りに即戦力
- INSTR/LINE×2…ギター/シンセ直挿しOK
ボカロは打ち込み中心でも、歌録りや外部音源をさっと足せる“手の届く位置”が効きます。
■ リア:入出力が多い=同時進行がはかどる

- バランスIN×8 / OUT×6+Phones
- S/PDIF / ADAT / Word Clock /
- USB / FireWire(環境に合わせて選べる)
モニタースピーカー2系統・ハードシンセ・アウトボード・配信用回線…と、差し替えゼロで常時接続が組めます。
■ 実配線:複数機材を常時つなげて快適

私の例:メインはFocalのモニタースピーカー、外部エフェクトは入出力でループ。
セッション中に「繋ぎ替え」で流れを止めないのが最大の生産性向上です。
■ 音質と安定性:調声・ミックスの精度が上がる
- 低レイテンシー&強固なドライバ…長時間編集でもドロップやノイズなし
- 高解像度…子音/ブレス、リバーブ尾部、定位の微差まで見える
ピッチ/ダイナミクスの微調整、倍音の出方、低域の締まりなど判断の根拠がクリアになります。
■ 音楽鑑賞にも効く:リスニングがワンランク上
制作だけでなく、Apple Musicのロスレス/ハイレゾや手持ちのハイレゾ音源を鳴らすと、音場の広がり・定位の明瞭さ・低域のタイトさが段違い。
モニターでもヘッドホンでも、普段聴きの満足度が明確に上がります。
■ TotalMix FX:配信・モニターを即レイアウト
- DAW出力+マイクを配信ルートへ、別ミックスをヘッドホンへ
- 歌録り時だけリバーブをモニター側に(録音はドライ)
- スピーカーA/B切替やキューミックスをワンクリック
ルーティングの自由度が高く、作業の段取りをUIで保存できるのが神。配信も捗ります。
■ まとめ:制作も鑑賞も任せられる“長く使える中核”
- 堅牢ドライバによる安定/低レイテンシー
- 高解像度で調声・ミックスの判断が正確
- 豊富なI/Oで常時接続&同時進行
- TotalMix FXで配信/モニター運用が速い
- リスニング品質の底上げ(ロスレス/ハイレゾ再生も気持ちいい)
ボカロPの主戦場=自宅制作を強くするうえで、Fireface UCXは“買って終わり”ではなくずっと効いてくる投資でした。
記事を書いた人
ボカロP|神様うさぎ(@osumanteikoku)
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