独学テクニックまとめ④ 〜デマに惑わされないために〜
はじめに

何か新しいこと学びたい!けれども何を学べばいいかわからない。

独学を志す人に向けて、調べるもののテクニックを紹介していきます。

ソースは主に「独学大全」という本から引用しています。今回のテーマは情報吟味の方法です。

タイム・スケール・マトリクス

縦軸に上位、同位、下位のスケール(規模)を表すマスを作り、横軸に過去、現在、未来の軸を作ります。これで合計9マスの表が出来上がり、マスの中心に現在起こっている出来事を書きます。残りの空欄を推測や情報収拾で埋めていき、真偽を確かめる方法です。

例えば、「地震で檻が壊れて動物園からライオンが逃げた」という情報なら、左上(過去、上位)には「他の檻や建物にも被害が出ているはず」を入れ、表の真上(現在、上位)には「ライオン以外の動物も逃げている」を入れます。どちらの情報も見つからないので、この情報は嘘。と断定することができます。

四分割表

吟味したい「XならばYである」の形にし、「XであるYである」「Xである→Yでない」「Xでない→Yである」「Xでない→Yでない」の4つのマスを作り、それぞれの事象を観察していく手法。こうすることで直感的に因果関係を決めつけがちな人間の傾向から脱することができる。

トゥールミン・モデル

「事実」→「理由づけ」→「主張」のモデルにおいて「理由の裏付け」「反証(〜でない限り)」を検討する方法。例えば「業績が上がったという事実」と「新しい部長が就任したからという主張」があったとして、その間には「部長の仕事は業績に関係がある」という「理由づけ」が生まれます。そこで、「過去に部長が変わったとき業績の変化があったか」などの「理由づけ」や「別の部長の時には必ず業績が下がるのか」という「反証」を検討することで、論理の真偽を見極めることができます。

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