独学テクニックまとめ⑦ 〜「わからない」を克服する〜
はじめに

何か新しいこと学びたい!けれども何を学べばいいかわからない。

独学を志す人に向けて、勉強のテクニックを紹介していきます。

ソースは主に「独学大全」という本から引用しています。今回のテーマは「わからない」を克服するです。

シンクアラウド Think Aloud

難しい問題やよく理解できていない文献を選び、読んでいること、考えていることを声に出して録音する技法です。録音した音声を再度聞き直し、コメントや「つっこみ」を入れていくと効果的だといいます。学習は本来相互的なものであり、その営みを一人で再現することがこの技法でできます。

わからないルートマップ

今のわからない状態は次の3つのうちどれなのかをはっきりさせ、それにあった対処を行う技法です。

・不明型(わかる部分が全くない。例えば、未知の外国語を前にしたとき)

→まず部分に分けます。例えば「単語」らしきもの。そこから辞書等があるならばその単語を調べていきます。うまく合わない場合はもう一度分け方を変えます。

・不定型(部分部分は理解できなくはないが、解釈ができない場合。)

→全体の文脈がどのようになりそうなのか仮定します。その上で部分(例えば単語)の解釈を確定していきます。

・不能型(とりあえず解釈はできたが、まだ矛盾が残り一貫性がない)

→「とりあえずの理解」を手放して、もう一度「不定型」の考察に戻ります。条件を変えて(例えば単語の意味を変えて)検証し、全体の整合性が取れるように考えていきます。

違う解き方

以下の手順をふみ、問題解決にいたる洞察力を鍛える方法です。

0、問題を解いてみる

1、もう一度解く

2、思考を実況中継しながら解く

3、誰かに説明する、またはノートなどにまとめ自分に説明する

人は同じ問題をもう一度解くのは嫌なものです。次のような技法と組み合わせて実践しましょう。

・時間をあける

・時間制限を使う (一回めの半分の時間で、、などと決めるといいでしょう)

・中途半端はいやという性質を利用する(本ならば1回目はわざと飛ばして読み、2回目はじっくり全て読むなど)

独学テクニックまとめ

あなたと同じ人間はこの世に存在しないように、あなたに最適な独学方法はあなた自身で編み出すしかありません。試した独学方法や考案した独学方法をまとめた「メタノート」を作りましょう。うまくいったこと、失敗したことをまとめていけば自分専用の独学指南書が完成するはずです。

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