何か新しいこと学びたい!けれども何を学べばいいかわからない。
独学を志す人に向けて、勉強のテクニックを紹介していきます。
ソースは主に「独学大全」という本から引用しています。今回のテーマは暗記法です。
1、覚えたいことや覚えにくいこと(記憶課題)を書き出す
2、覚えないデメリット、覚えるメリットを書き出す
3、記憶課題のそれぞれについて覚えるのに最適な方法を選ぶ
4、選んだ記憶法を試してみる、修正する
といった表を作る技法です。人は計画を立てることでモチベーションが湧いてきますが、これと記憶術の実践を組み合わせたものです。
1、予習(Preview)。覚えようとするテキストについて予習
2、質問(Question)。テキストのポイントになるところについて、質問を作る。5W1H
3、精読(Read)。質問の答えを探しながら、後で答えられるように文章を読み込んでいく。
4、自己暗唱(Self-Recitation)。読み終えた情報を自分の中で繰り返し心の中で唱えて記憶する。
5、テスト(Test)。テキストを伏せて作った質問だけを見ながら答えを書き出していく。
健忘症治療のための技術を文章記憶に応用する技法です。能動的な読みを促し、情報を長期保存できるようにします。
以下の4つの条件のもとであるテーマについてキーワードを書き出し、説明をつけながら線でつないでいく技法です。
・学習前×本を見ない
・学習前×本を見る(本はまだ見ていないが、目次などでキーワードを確認した状態)
・学習後×本を見ない
・学習後×本を見る
我々の長期記憶はネットワークのようにできています。すでに知っていることと学んだことを結びつけることによって記憶の定着と理解の促進を促す技法です。
ニーモニクスとはイメージを用いて既知のものを結びつける技法です。1対1のもので結びつける方法(Pairシステム)。現実または仮想の場所と結びつける方法(Lociシステム)。順番が明確なものを記憶しておいてそれに覚えたいものを結びつける方法(Pegシステム)。数字に対応するキーワードを生成し、それに覚えたいものを結びつける方法(Phoneticシステム)などがあります。
学習するときに35分を1セットとして次のように時間を使う技法です。
・0〜20分 新規項目の学習
・20〜24分 定着のための小休憩と復習の準備
・24〜26分 一日前の学習項目の復習
・26〜28分 一週間前の学習項目の復習
・28〜30分 1ヶ月前の学習項目の復習
・30〜35分 今日の学習項目の復習
繰り返すたびに次の復習までの時間を長くしていく「スペースド・リハーサル」の考え方が応用されています。